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2024年 3月 27日 理科大をストレート進級した秘訣、留年生の特徴
こんばんは。草加校担任助手三年の長谷川です。
大学に進学してから丸3年がたちますね。
わが東京理科大学はよく5年制大学と揶揄されますが、僕はなんだかんだ3年間で通常のカリキュラムをこなし、ここから卒研と大学院への進学というフェーズに入っていきます。
ただ、実際に見聞きする範囲では相当な数の留年生がいたようです。
実際自分もかなり進級が危うかった側の人間でした。
では、進級できた生徒と進級できなかった生徒にはどんな差があったのでしょうか?
①モチベーションの問題(頻度★★★ 危険度★★☆☆)
留年生のNさんはこう語りました。「コロナ禍での入学では友達がおらずモチベが上がらなく、絶望的な成績のままに留年してしまった」
やや特殊な例ではありますが、ほかにも「出席が足りなかった」「大学へ行くのが面倒くさくなった」など、モチベーションに問題を抱える生徒は数多くいます。
ただし、このパターンの生徒でも進級した生徒は多くいます。
ただし、そういった生徒の多くは残りの3要素をすべて十分に満たしていました。
②友達・先輩がいない/人との付き合い方が上手くない(頻度★☆☆ 危険度★★★★★)
ある意味、理系大学特有の問題にはなります。
まず、理系大学では名目上は授業を受ければ~とは言っていますが、全教科十分な努力量をこなそう、となるとノーサーノーバイトはまず回避することができません。
どういうことかといえば、過去問や情報がないとまるで太刀打ちできないのです。次章で詳細はお話ししますが。
そしてその情報を得るためには、友人を作るだけでは不十分です。他の3要素を満たせなければ十分留年の危険性をはらみます。
飲み友達Fくん(GPA4.00)は頻繁に「試験期間だけ友達が増える」と不機嫌そうにこぼします。
つまり、「相手から利益を得るためには自分が相手に利益を与えられる存在にならなければならない」ということ。
そうでないと、向こうから自発的に情報をもらうどころか、こちらからもらいに行ってもいい顔をされることはまずありません。
「理系大学の浅めの人間関係=利害が一致しているうえで成立する関係性」
と言い切ってしまっていいです。
③授業、テストに対する向き合い方の問題(頻度★★☆ 危険度★★☆)
過去問があっても、試験がどういうものかを知らないと適切な対処はできません。
例えば、「I先生の出す問題は毎年変わらない」と言われたらどうでしょうか?→過去問を浅くやれば問題はないでしょう。
一報「F先生は列ごとに問題が違う」と言われたらどうでしょう?過去問を厚く、かつレジュメ内の問題を全部解けるように方針を立てます。
このように、大学受験の「定石問題すべてに対応する」は必ずしも正しいとは限りませんし、何より方針は自分で考えなきゃなので。
④運がない(頻度★★★★★★★★★ 危険度★★★★★★★★★★★★★★)
全てを無に帰す最強ファクターの登場です。
前3項を満たしていたとしても、運がなければ簡単に留年します。
あるいは、「運があったから自分は留年しなかった」とも言えます。
「一発留年の科目の教授が変わった」「必修の科目の試験問題が過去問と違う」という全員にかかわるものも当然ありますが、「計算ミスでテスト爆散した」という個人的な問題も存在します。
聞いた話ですが、「通算GPAが3を超えていてここまで1単位も落としたことのない人間が必修試験でしくじり留年した」「テスト100%一発勝負の教科で計算ミスして留年」「専門とは関係ない教科を4回落とした」などなど、理科大にはあらゆるところに理不尽が見え隠れしています。
運がないのは仕方がありませんが、運さえあればどうにかなるような生活を送ることが肝心です。
それでは、よき理科大ライフを。