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2022年 9月 16日 部首を知る
こんにちは!
担任助手2年 藤田瞬成です!
最近自分は余暇の時間を使って漢字辞典を眺めています
いきなり変なことを口にしてますが
自分は小さいころから漢字に魅力を感じていて
今でも漢字の学習に手を抜かない、そういった心意気があります(笑)
皆さんにとって漢字とはどのようなものですか?
学生間では漢字の好き嫌いは割と両極端であるのが現状で
好きな人はとことん好きで、嫌いな人はとことん嫌い
こんな感じですかね
しかし漢字というのは受験において逃れ得ない実情でありながら
受験に限らず社会に出ていったとしても所構わず百出するので
受験勉強のための漢字学習と捉えるよりかは
自身の今後の言語力・語彙力研磨のための学習として筆を進めましょう
とはいえ漢字が好きにしても嫌いにしても
なかなか覚えられないという壁に直面した時どうすればよいか
考えたことはありますか?
ただ闇雲に熟語を何度も書き連ねたところで
ゲシュタルト崩壊する可能性もあるので好い効果は見込めません(笑)
そこで……
部首について改めて考えてみましょう!
皆さん部首というものをご存じかと思います
漢字は部首と呼ばれる部分と部首ではない部分で基本的には構成されています
そして部首はその漢字自体の特徴を表す、その色付けの役割を担っています
そのため部首をある程度知っておくことで万一知らない漢字や熟語に出会わしても
ニュアンスで意味を捕捉することができます
例)、
「柱」「松」「橋」「板」
これらに共通する部首は何ですか?
一目瞭然、「木編(きへん)」ですね
木編が付く漢字は意味として「木」や「植物」などが直接的もしくは間接的に関与することが殆どです
では、
「貸」「購」「販」「財」
これらに共通する部首は何ですか?
これは「貝・貝編(かい・かいへん)」です
貝・貝編は「お金」を表すことがあり、古代中国では通貨として貝を利用していたことから
このような意味を司っているとされています
部首を知っていることで
確実な意味を汲めなくとも大それた解釈ミスを失くせるヒントとなります
要領も英単語の接頭辞接尾辞を押さえるのと同等です
勿論これだけで全てを覚えられるといった代物ではないのですが
少なくとも漢字学習をするのにおいて持つべき思考かなと思うので
是非とも参考にしてみてください!
【漢字コラム】
↓ 息抜きに見てください ↓
自分が漢字を調べていて発見したことを今回のブログの内容に沿って、最後にシェアさせていただきたいと思います
皆さん、「烏」は何と読むかわかりますか?
正解は「カラス」です!読めた人、素晴らしい!
特徴として黒い体に黒い眼を持つカラスを昔見たものが
「この鳥、目がない!?」と勘違いしたことから
「鳥」という象形文字から「目」に該当する部分を引いて
「烏」になったという説があります
ここでビックリしたことが、実はこの漢字今の漢字辞典で部首を見ると
「灬(れっか・れんが)」になっているんです
えっ!?部首は「鳥(とり)」じゃないの!?
「灬(れっか・れんが)」は「火」の意味があるんですが
「烏」とどんな関係があるのか?
これはネットで調べると、「正直のところ、特に意味はない」と記述されていたんですが
腑に落ちないのでいろいろ見てみるとある説を発見しました
皆さんは
“月にウサギが棲んでいる”
という伝説を聞いたことがあると思います
これは中国に伝わるもので我々の耳にもよく入る有名な伝説ですね
実はこれに加えて
“太陽にカラスが棲んでいる”
という伝説も存在していたんです
したがって太陽は「日」であり「火」でもあることから
都合のいい「灬(れっか・れんが)」という部首を当てたのではないかと考えます
それを証拠に「烏兎(うと)」という熟語が存在し、
「太陽と月、月日、歳月」の意味があります
こう考えると辻褄があっているように感じますね
以上。