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2022年 2月 11日 小分け戦略
こんにちは!
担任助手1年の藤田です。
本日は“小分け戦略”というものについて話していきたいと思います。
皆さん勉強に力を注いでいることと思います。
そして東進で受講なり高マスなりやることを決めて
熱心に学習しているとは思いますが、
どこかでモチベーションが途切れて勉強に手つかずになるといった経験があると思います。
そんなときどのようにすれば再度モチベーションを高められるかを考えてみてください。
ではここで、海外のとある行動経済学者たちにより行われた研究をシェアしたいなと思います。
彼らは一般の人たちを収集し、かれらをAチームとBチームに分けました(人数はともに同数です)。
次に両チームに、24枚のクッキーが入った箱を一人一箱ずつ配りました。
この時、Aチームにはクッキーがむき出しになった状態で渡されました。
一方で、Bチームにはクッキーが個包装された状態で渡されました。
するとAチームの人たちはそのクッキーを平均6日間で食べ切りました。
一方でBチームの人たちはそのクッキーを平均24日間で食べ切りました。
この研究結果として、人間は何かするのに
必要になるアクションが増えれば増えるほど行動が遅くなり
必要になるアクションが減れば減るほど行動が早くなる
ということが判明しました。
これを小分け戦略と呼びます。
そう考えると確かに人々がスマホでよくSNSを見るという行動も
そもそもスマホが手に取りやすい環境(ポケットに入っているなど)から
たった数回のタップでアプリを開くことができるため
閲覧頻度が高くなる一方で、
スマホをいじりたくとも背負っているリュックの奥底にスマホがある場合
とるのが面倒になり結果いじらなくなるという事例も研究結果からわかりますね。
ではこの小分け戦略を日ごろの学習に照合してみましょう。
高マスはレベルが上がれば上がるほど進めるのが億劫になる傾向があると思います。
その時は初めの一手として、高マスにはスマホでもできるアプリがあるのはご存知ですよね?
なのでよくスマホをいじるのであればまず最初に見る画面にアプリを設置しておく、
ほかにも必ず見るであろうロック画面の背景に、
「今日高マス200回やる」などとメモした写真やスクショを設定するなどなど、、、
こうした自分がこれからやらなければならないことの手順を少しでも減らすことができると
人間行動が早くなります。
改めまして、
必要になるアクションが増えれば増えるほど行動が遅くなり
必要になるアクションが減れば減るほど行動が早くなる
これを今後の学習におけるモチベーションを高めるための戦略として
しっかり念頭に置くことをお勧めします。
長々と失礼しました。
それでは皆さん勉強頑張ってください!