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2020年 9月 3日 採点者としての先生
東進ハイスクール草加校
担任助手1年の江口です!
今回は教育学部生として学んでいる私が先生の様々な役割について
お話していこうと思います。
皆さんも今までたくさんの先生と出会ってきたと思いますが、
それらの先生方にはたくさんの仕事があります。
もちろん直接生徒の皆さんに授業を行うことが一番大切です。しかし、
そのほかにもクラス全体の管理や部活動、学校の運営に関する事務作業を行うこともあります。
先生は教師という役割以外にも部活のコーチとして、学校という会社の社員としての役割があるということが出来るのです。
そんな先生の役割ですが、先生は中間・期末テストの採点をしたり学期ごとの通知表、大学入試問題・答案の作成を行ったりする採点者としての仕事を任されています。
ここで重要なのは
出題者・採点者としての先生には生徒に求めている能力が
はっきりと決まっていて
それに則した授業を行い、それに伴ったテストを出題するということです。そのため授業中の先生の発言がとても重要だったり、
テストで答えが違っていても部分点がもらえたりするのです。
正確な答えだけを書いてほしくてテストを作っているのではありません。
その問題の裏にある意図を理解できているかどうかを確認するための手段として答えを書いてもらっているのです。これは受験においても同様で、問題の製作・採点を行う教授はその大学に相応しい資質を有しているかを問題に答えられるかによって判断しています。大学で求められる力というのは大きく変わることはありませんから、そのために問題の傾向というのが生まれるのです。
大切なことなので何度も言いますが、先生たちは正確な答えを書いてもらうのが目的でテストを行っているのでありません。
問題の裏にある求めたい考え方や能力が絶対あるのでそれを見極めるのが学習の第一歩かもしれません。